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語彙力がないまま社会人になってしまった人へ

語彙力がないまま社会人になってしまった人へ

山口 謠司

ワニブックス / 2017-09-26

累計読者数6
平均ハイライト数 17.7件/人
推定読了時間 約2時間25分
star総合評価 59/100
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この本について

社会人になってしばらく経つと、「この言い回しで合ってるのかな…」「相手にどう伝わってるんだろう…」と、ちょっとした言葉の選び方で立ち止まる瞬間が増えます。自分では丁寧に話したつもりでも、どこか薄っぺらく聞こえたり、逆に堅苦しすぎたりして、うまく距離感をつかめないまま会話が終わってしまうこともあります。結局のところ、語彙というのは“知っているかどうか”以上に、“適切な場面で選べるかどうか”なんですよね。 この本の面白いところは、ただ難しい言葉を並べるのではなく、「なぜその言葉がその場面で効くのか」を一つひとつ解きほぐしてくれるところです。たとえば、つい言ってしまいがちな「なるほど」が実は相手の言葉を遠ざけてしまう可能性があることや、「拝承いたしました」という受け方には、相手の大事な用件を両手で受け取るような丁寧さが宿ること。意味を覚えるというより、場面の空気ごと理解できるので、日常の会話で自然に選び直せる感覚があります。 さらに、「因果」と「相関」の違いのように、知っているつもりだった言葉の境界線がクリアになるのもありがたくて、曖昧な理解のまま仕事の説明をしていた自分に気づかされます。「概説」「敷衍」といった実務で意外と出てくる語も、仕組みから捉え直せるので、文章を書く場面でゆっくり効いてきます。 言葉に自信がないというより、「ちゃんと伝えたいのに、どこかしっくりこない」タイプの人に特に刺さる一冊だと思います。同じように日々迷っている身として、この本は“語彙を増やす”ためというより、“言葉の温度を調整する”ために手元に置いておきたい本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「なんて言えばいいんだろう……」 いつも悩んでいる人へ! ○10万部突破! 『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』 著者が教える 頭の中の「整理」→「言語化」の極意 本書を読めば―― ・思考がスッキリ整理される ・考え方と表現力がグッと深まる ・言いたいことが確実に相手に伝わるようになる ・普段の会話、営業、プレゼンが見違える など、 あなたの評価とスキルが格段に上がります! 【著者情報】 山口謠司(やまぐち・ようじ) 大東文化大学文学部准教授。 1963年長崎県佐世保市生まれ。博士。 大東文化大学大学院、フランス国立高等研究院大学院に学ぶ。 ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員を経て現職。 専門は、書誌学、音韻学、文献学。 1989年より『欧州所在日本古典籍総目録』編纂の調査のために渡英。 以後、10年に及んで、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ベルギー、イタリア、 フランスの各国図書館に所蔵される日本の古典籍の調査を行なう。 またその間、フランス国立社会科学高等研究院大学院博士課程に在学し、 中国唐代漢字音韻の研究を行ない、 敦煌出土の文献をパリ国立国会図書館で調査する。 文部科学省科学研究費助成を受け、 第一次世界大戦後に行われた昭和天皇(当時は皇太子)によるベルギー王国、 ルヴァン大学に寄贈された日本古典籍についての研究なども行なっている。 広い視点から、わかりやすく話をするスタイルで、テレビやラジオの出演も多く、 NHK文化センター、朝日カルチャーセンター、中日文化センターなどでも 定期的に講演や講座を開いている。 ベストセラー『日本語の奇跡』『ん』『日本語通』(新潮社)、 『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)、 『知的社会人1年目の本の読み方』(フォレスト出版)など著書多数。
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