
一流の記憶法: あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく
六波羅穣
この本について
物事を覚えたつもりなのに、翌日にはごっそり抜け落ちていて落ち込むことがあります。仕事の勉強も、資格の勉強も、やっている時間だけが積み上がって、成果が伴わないあの感じ。自分の集中力の問題なのか、頭の出来が悪いだけなのか…と、つい自分を責めてしまいます。 この本が助けてくれたのは、「覚えられない理由が自分の性質ではなく、記憶の仕組みを知らないだけだった」と気づけたことでした。抜粋にもあるように、記憶には手がかりが必要で、注意の向け方にもコツがあるし、復習にも“適切な忘れ方”がある。ひたすら繰り返すのではなく、少し忘れてから思い出す。その具体的なタイミングまで示してくれるので、勉強の進め方を見直すときにすぐ使えます。また、感情や既に知っている情報と結びつけることで思い出しやすくなる、という考え方は、日常の小さな記憶ミスにも効きました。 個人的には、「覚えた直後は急激に忘れるが、時間が経つほど忘れにくくなる」という一文が特に刺さりました。どうしても短期の忘却に気持ちを引っ張られがちですが、長い目で見ると努力はちゃんと蓄積していく。その視点の変化だけでも、勉強の続けやすさが全然違ってきます。 暗記が苦手というより、「覚え方の仕組みを知らないまま頑張り続けている人」にこそ刺さる本だと思います。自分の記憶ともう少しうまく付き合いたいときに手に取ると、肩の力が抜ける一冊です。
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