
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた
山崎 圭一
SBクリエイティブ / 2018-08-17
この本について
世界史って、勉強し直したい気持ちはあるのに、結局「どこからどう読めばいいのか分からない」まま過ぎてしまうことが多いですよね。年号を覚えるだけだと続かないし、かといって流れを追おうとすると、国や人物が一気に出てきて混乱してしまう。僕もずっとそのループでした。 この本が助かったのは、まず「人類のライフスタイルがどこから始まったのか」という、地面のさらに下から積み直してくれるところです。1万年前の気候の変化が、弓矢や採集技術の発達につながり、そこから文明が立ち上がる流れを読むと、世界史が急に“現在と地続きの話”に見えてきます。また、国境が曖昧だった時代の話や、国家が「王のもの」から「人のもの」へ変わっていくプロセスなど、僕たちの常識とズレた価値観に触れることで、物事を一方向で見ない癖が自然とつくのも大きいです。 さらに、地域ごとに語られていた歴史が、第5章以降で一気に“つながり始める”構成もありがたくて、ヨーロッパの動きがアジアにどう波及したのか、逆にアジア内部の変化が世界にどう影響したのかが、一本の線にまとまっていきます。点で覚えていた出来事が、面として理解できる瞬間が何度もありました。 世界史を「覚えるもの」ではなく「流れとして理解したい人」にはかなり向いていると思います。僕と同じように、知識を積み上げ直したいけど、どこから組み立てればいいか迷っている人ほど、救われる部分が多い一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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