
大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)
池上 彰 and 佐藤 優
文藝春秋 / 2015-10-20
累計読者数22
平均ハイライト数 8.9件/人
推定読了時間 約2時間43分
star総合評価 46/100
start序盤集中型
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この本について
ニュースを見るたびに「背景がよく分からないまま流し見してしまう…」とか、「世界史って学校で詰め込んだだけで、今とつながらないまま終わったな…」みたいなモヤモヤ、僕も長く抱えていました。調べようと思っても、年号や出来事が散らばって見えるだけで、結局どこから手をつければいいのか分からないんですよね。 この本は、そういう“断片のまま止まっている世界史”に、現代の出来事を重ねる視点をくれるところが頼もしいなと思いました。たとえば、中東の混乱が千年前の宗派対立の延長にあることや、ギリシャの財政危機が十九世紀の欧州列強の都合から始まっていたことなど、単発ニュースの裏に長い線が引ける感覚がある。歴史を「現在の立体模型」にしてくれる感じです。また、読書や歴史がくれる“代理経験”を、理不尽さを理解するための感覚として語るくだりも、個人的にかなり救われました。教養が偉そうに積み上がるのではなく、他者と社会をどう捉えるかの足場になる、という距離感がちょうどいい。 世界の動きを「点」ではなく「流れ」で見たい、でも専門書をいくつも読む余裕はない、そんな人に刺さる本だと思います。僕もまだ迷いながらですが、この一冊はニュースを読む時の“目の高さ”を少し変えてくれました。
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出版社による紹介
『新・戦争論——僕らのインテリジェンスの磨き方』に続く、最強コンビによる第2弾! いま世界は激動の時代を迎え、これまでの秩序が揺れ動いています。こうした混迷の時代こそ歴史を学ばなければいけません。現在の世界の動きをとらえ、各地で起きている事態を読み解くためには、その背景を知ることが必要なのです。高校時代、世界史が苦手だったという著者の一人、池上彰さんは、「歴史」を知るとは、生きていくために「自分」を知ることだと、いま感じているといいます。 もう一人の筆者、佐藤優さんは、歴史を学ぶことは、主婦やビジネスパーソンにも意味がある、といいます。歴史を学ぶことで、自分では実際に経験できないことを代理経験することは、組織の理不尽さに直面したときにものをいうというのです。歴史を学ばない人は、どんな成功者やエリートであっても意外に脆いものだとか。 中東、トルコ、中国、沖縄、ロシア、アメリカ、ドイツ……大きな節目にある「世界の今」を、「大世界史」でとらえなおし、そこからビリギャルの世界史的意義や日本の教育問題までの議論を収録した一冊。現代を生き抜くためには必要な知識をもたらす最強の教科書です。「最強の世界史勉強法」も巻末についています。
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