
本を読む人だけが手にするもの
藤原和博
日本実業出版社 / 2015-10-01
累計読者数32
平均ハイライト数 23.7件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 66/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 29%
この本について
仕事で判断を迫られたとき、正解がどこにも見当たらなくて固まってしまうことがよくあります。読んだはずの本の知識も、目の前の状況にどうつなげればいいのか迷うまま。そんなときに「考え方そのものを組み替えるって、こういうことか」と気づかせてくれたのがこの本でした。 印象的だったのは、読書を“道徳の時間”として扱わない方がいいという話です。人生訓を拾うためではなく、他人の脳の断片を借りて、自分の思考を増やすために読む。そう割り切るだけで、本の読み方がかなり自由になりました。さらに、正解を探す脳から納得解をつくる脳へ切り替えるという視点も、自分の仕事の詰まりをほどいてくれました。情報を集めるだけでは足りなくて、組み合わせて意味をつくる力が必要なんだと実感します。 そしてもう一つ、別のコミュニティを複数持っておくという話。結局、自分の「欠けている部分」って一人で仕事しているだけでは見えないんですよね。他の人の価値観や生き方に触れたときにはじめて、自分の輪郭がはっきりする。この感覚を言語化してくれたのもありがたかったです。 正解がない状況に日常的に向き合っている人、自分の思考の幅を広げたいけれど何から変えればいいかわからない人には特に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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出版社による紹介
あなたは「なぜ、本を読んだほうがいいのか?」という質問に答えられますか? 「本を読みなさい」とはよく言われますが、その素朴な疑問にきちんと答えられる人は少ないのではないでしょうか。 本書は、東京都の義務教育では初となる民間企業出身の校長を務め、現実社会と教育をリンクさせた「よのなか科」という大人気の授業や、ベストセラーで知られる藤原和博氏が、「人生における読書の効能」について、ひも解いていきます。 序章では、現代は「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」に二分される階層社会になりつつあると警告します。 第1章では、「読書量と収入の密接な関係」「読書によって身につく、人生で大切な2つの力」など、ズバリ、読書のメリットを答えていきます。 第2章では、「1冊の本にはどれほどの価値があるのか」「本を読むことは、2つの『みかた』を増やすこと」など、本を読むことの本質に迫っていきます。 第3章では、「自分の意見をつくり上げるための読書」「読書で人生の鳥瞰図を獲得する」など、人生と読書との関連性がリアルに綴られています。 第4章では、21世紀の成熟社会に不可欠な「情報編集力」とそれを構成する5つのリテラシー「コミュニケーションする力」「ロジックする力」「シミュレーションする力」「ロールプレイングする力」「プレゼンテーションする力」を、いかに読書で磨いていくかを解説します。 第5章では、読書嫌いの子も少なくなかった中学校の校長時代の経験なども踏まえ、いかに読書を習慣化させるかを、現実的な側面からポイントを押さえていきます。 巻末では、「ビジネスパーソンに読んでほしい14冊」「学校では教わらない現代史を学ぶ10冊」「小中学生から高校生の子を持つ親に読んでほしい15冊」「子どもといっしょに読みたい11冊」という著者のおすすめ本も紹介します。
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