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加算混合の発想 硬直思考からどう脱するか(2015年新装版) (大前研一books(NextPublishing))

加算混合の発想 硬直思考からどう脱するか(2015年新装版) (大前研一books(NextPublishing))

大前 研一

インプレスR&D / 2015-02-18

累計読者数9
平均ハイライト数 7.2件/人
推定読了時間 約2時間23分
star総合評価 41/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%

この本について

仕事でも生活でも、行き詰まると「もう選択肢がない」と感じてしまうことがあります。自分の考えが固まってしまって、他の見方を思いつけない感じです。でも実際は、時間が足りないんじゃなくて、知恵のほうが隘路になっているだけかもしれない──そんな気づきをくれるのが、この本でした。 読者が保存していた抜粋を見ると、刺さっているのは「思考が一点に固まったときにどう抜け出すか」という部分だと思います。雨なら傘、と即断してしまうクセ。相手国との交渉も、事業の撤退も、人生の判断も、本当はもっと選び方があるはずなのに、見えていないだけ。大前さんはそこに、観察することや、別の色で世界を見ることを何度も持ち込んでいます。知識で殴るのではなく、視点を混ぜることで突破口が生まれる、という感覚に近いです。 この本が効くのは、抽象的な「柔軟に考えよう」ではなく、実際の行動が変わるところです。例えば、相手の発言をそのまま受け取らず、短期・長期、国内・国外といった複数の軸で捉え直すこと。あるいは、いまやっている事業や仕事を一旦脇に置いて、違う分野にリソースを逃がしてみるという判断の仕方。どれもすぐに実践できるけれど、普段は意外とやらない視点の切り替えです。 「なんとなく同じ考え方のループから抜けられない」と感じている人には、かなり刺さると思います。自分の色に染まりすぎないで世界を見る、という感覚を取り戻したいときにちょうどいい一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

※本書は1980年にプレジデント社から発刊された同書をデジタル加工し、著者インタビューを追加収録した2015年新装版です。 収録される事例には古くなり検討が難しい物も含まれますが、著者が訴える「黒でも白でもない、多面的なモノの見方」の重要性はより価値を増す時代になっていると考えられます。あらゆる対立の中でいかにニュートラルにモノを捉えるか、本書を通して考えていただければ幸いです。(編集部) ■【多様性の時代にいかに真実を見極めるか】■ "真実を見極めようとするときはまず、それにある光を当ててみる。次に異なる色の光を当ててみて、真ん中がどういう色に見えるのかを確認することだ。つまり、一つの色(=視点)だけで見たり、やたらに色を増やしていくのではなく、異なる角度から違う光を加えてみることが必要なのだ。本書執筆当時、技術者としての私は、これを「加算混合の発想」と表現した。"(本書前書き) 本書では、『企業参謀』を皮切りに企業経営戦略家として評価を高めた大前氏が、経営の各論についてではなく、企業戦略に始まり「国際関係・社会問題」について、とより広く大きな問題について分析しています。 旧日本的な昇進制度・麻雀におけるボトルネック・オフィス街のレストランの効率化・オーケストラ指揮者のスリルと魅力・原子炉設計における安全性・外交交渉における謀略・友人宅に見るイギリス/日本の住宅事情…と多岐にわたるトピックを、プラトンから松尾芭蕉までを引用しながら、エッセイを思わせる筆致で分かりやすく論じます。 ■【目次】■ 2015年新装版発行にあたって―今、硬直思考から抜け出すには 新装版へのまえがき まえがき 序文 │第Ⅰ部│ 企業戦略への適用 1 発見―成長の最大要因 2 置換―自由競争の醍醐味 3 隘路―生産性向上のカギ 4 代替―脱硬直の妙薬 5 決定―川は分けて飛べない 6 安全―原子炉から経営戦略まで 7 本業―音楽体験からの発想 │第Ⅱ部│ 国際関係への適用 1 日米貿易戦争 2 日米自動車戦争 3 パラオ石油備蓄基地騒動 4 日豪関係をどうみるか 5 新工業国シンガポールの発想 │第Ⅲ部│ 社会問題への適用 1 移行計画を欠く日本の都市開発 2 チープガバメント考(1) 3 チープガバメント考(2) 4 「水田の価値」を問う 終章 合意の形成をめざして
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