
言ってはいけない―残酷すぎる真実―(新潮新書) (言ってはいけない)
橘玲
新潮社 / 2016-04-16
累計読者数111
平均ハイライト数 21.2件/人
推定読了時間 約3時間6分
star総合評価 72/100
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この本について
子どもの性格や能力って、どこまで親の頑張りが影響するのか。仕事でも「努力すれば変われる」と言われつつ、実際にはどうにもならない部分がある気がして、なんとなくモヤモヤすることがあります。自分もずっとそこに引っかかっていました。 『言ってはいけない』は、その“どうにもならない部分”を一度ちゃんと見つめるための本でした。といっても、人生をあきらめろという話ではなく、「人はこういう仕組みでできている」という前提を置くことで、余計な自責を減らせる感覚があります。たとえば、子どもの人格形成の大半が友だち集団の中でつくられるという話は、親の努力だけで何とかしようとする重荷をそっと下ろしてくれますし、幸福を感じる仕組みがそもそも旧石器時代仕様だという指摘は、「今の自分がちょっとしんどいのは構造的なものなんだ」と理解させてくれました。 さらに、遺伝の影響を冷静に扱いつつも、だからこそ環境でできる範囲が見えてくる。進路や人間関係で迷ったときに、願望よりも知識に基づいて選ぶとはどういうことかが、現実的に掴める一冊でもあります。 向いているのは、「自分や家族を責める癖がある人」や「努力論だけでは説明できない違和感を抱えている人」。正直な内容なので人は選びますが、必要な人には静かに効く本だと思います。
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出版社による紹介
この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない――だが、それらは絵空事だ。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外でなく、美人とブスの「美貌格差」は約三六〇〇万円だ。子育てや教育はほぼ徒労に終わる。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、口に出せない、この不愉快な現実を直視せよ。
読んだ内容を、もう忘れない。
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