
リクルートという奇跡
藤原和博
文藝春秋 / 2005-09-10
累計読者数5
平均ハイライト数 5.6件/人
推定読了時間 約3時間8分
star総合評価 39/100
start序盤集中型
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この本について
仕事で相手に向き合っているつもりでも、「自分は本当に腹をくくれているのか」「相手の課題をちゃんと見に行けているのか」と不安になる瞬間ってありますよね。形だけ商談をこなしても、相手の本音にたどりつけないことが続くと、どこで踏ん張ればいいのか分からなくなる。僕自身もよくその沼に落ちます。 この本で印象的なのは、リクルートの人たちが“組織の肩書き”ではなく“一担当者としての覚悟”で相手に向き合っていたというところです。引き継ぎに行ったその日のうちに担当者へ電話し直し、自分の足で会いに行く姿勢。部長同士の会話だけで終わらせず、現場の担当同士で関係をつくり直すことの意味。こういう地味だけど本質的な行動が、営業とかビジネス以前に「人として向き合うとは何か」を思い出させてくれます。 もう一つ刺さるのは、「一年に一人、自分の結婚式に来てくれるお客さんをつくる」という話。きれいごとではなく、そこまでの関係をつくろうと思えば百倍の人数に会う必要があるというリアルさがあって、自分がどこまで本気で人と関係を築こうとしていたか、自然と振り返らされます。背中を強く押すというより、“自分はどうしたいのか”を静かに問い返してくるような本です。 今の仕事を「ただの業務」にしたくない人に、じわっと刺さると思います。
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出版社による紹介
2014年10月、東証一部に新規上場し、時価総額2兆円の企業となったリクルート。1980年代以降の情報誌文化を創出し、時代の先端を走り続けてきた同社は、なぜユニークな人材を次々と輩出できたのか。リクルート事件やダイエーによる買収など、幾多の危機をどう乗り越えたのか。同社幹部としてそのすべてを見届けた著者が明かす“奇跡の企業”の秘密。サラリーマンの教科書ともいうべき名著が電子書籍で復活!
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