
春宵十話 (角川ソフィア文庫)
岡 潔
累計読者数31
平均ハイライト数 17.3件/人
star総合評価 61/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 27%
この本について
最近、人と接していてもどこか噛み合わなかったり、自分の判断が妙に薄っぺらく感じたりしませんか。忙しさのせいにしてしまうけれど、実は心の奥で「ちゃんと感じる力」が弱っているのかもしれない…と、この本を読むと妙に思わされます。 『春宵十話』は、数学者なのに情操や道義の話ばかり出てきます。ただ説教くさいわけではなく、岡潔という人が「人がものを理解する時、理性より先に情操が働いている」という前提で話しているから、こちらも自然と自分の内側を覗きこむことになるんですよね。子どもの遊びを奪うと大脳が育たないとか、美は外にあるのではなく情緒がつくりだすものだとか、いちいち極端に聞こえるのに、読み進めると「ああ、確かに」と思えてしまう不思議さがあります。 僕自身、仕事で結果ばかり追いかけて心が荒れた時、この本の「意識の下層にかくれているものがゆっくり成熟する」という話にかなり救われました。焦って無理に変えようとせず、ただ少しだけ情緒をきれいにする行動を続ければいい、という視点の転換が起きるんです。 理屈よりも「自分の感じ方がうまく働いていない気がする」と思っている人に刺さる本です。無理に元気を出させるタイプではなく、静かに輪郭を整えてくれる一冊だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
数学は論理的な学問である、と私たちは感じている。然るに、著者は、大切なのは情緒であると言う。人の中心は情緒だから、それを健全に育てなければ数学もわからないのだ、と。さらに、情操を深めるために、人の成熟は遅ければ遅いほどよい、とも。幼児からの受験勉強、学級崩壊など昨今の教育問題にも本質的に応える普遍性。大数学者の人間論、待望の復刊。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




