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知性の磨き方 (SB新書)

知性の磨き方 (SB新書)

齋藤 孝

SBクリエイティブ / 2017-01-05

累計読者数7
平均ハイライト数 27.7件/人
推定読了時間 約2時間36分
star総合評価 73/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 56%

この本について

仕事で判断に迷ったり、人間関係で妙に傷つきやすくなったり、「自分の考えってどこまで信じていいんだろう」と立ち止まることが増えている人は多いと思います。僕も同じで、頭では整理しているつもりなのに、実際の行動や気持ちがついてこない時期が続きました。そんなときに読んだのが『知性の磨き方』でした。 この本は、いわゆる“頭の良さ”ではなく、もう少し地に足のついた「立て直すための知性」を扱っています。読者が保存していた部分にもあるように、著者は知性を「流されない拠点」や「生命力を汲み上げる泉」と表現します。読んでいて印象的だったのは、知性とは単なる分析力ではなく、混乱に飲まれないための“肚づくり”にも近いという視点です。禅や身体性の話が続いたかと思えば、ヒトラーを例に出して空気に流される危うさまで触れてくる。抽象論に流れず、現実の人間の弱さまで含めて語るところが頼りになります。 読んでいくと、自分の悩みの射程が狭くなっていたことにも気づかされます。漱石の悩みの対象が他者や社会だったという話は、そのまま自分の視野チェックになるし、「予測してから言葉を放つ」ような地味な習慣こそ知性だという指摘も、明日から試せる現実的な話です。そして、直感や情を抜きにしたロジック偏重の働き方が、かえって自分を弱くしているかもしれないという気づきもありました。 一言でいえば、「思考だけが先走ってしんどくなっている人」に向く一冊です。知性を積み増すというより、自分のどこが痩せていたのかをそっと教えてくれる本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

AI(人工知能)にも負けない知性を養う! ◆AIにも負けない知性をつくる! ・悩んでも混乱せず、問いから逃げない ・仕事の中に自己本位の要素を確保する ・「覚悟を決めた」学問は前頭葉を鍛える ・知の力でメンタルの悩みから解放される ・自分の力を信じるあり方から離れてみる ◆タフな知性は「生存戦略」として最も有効だ 知性とは困難や厳しい現実に直面したときに、その原因が何かを見極め、取りうる選択肢を探し対処する力に他ならない。つまり真の知性とは「生きる力」そのものだが、現代は知性に対するアンチとしての「反知性主義」が台頭したり、AI(人工知能)が今後人間の知能を凌駕するともいわれており、知性の力が改めて問われている。誰もが訓練により高められるものとしての知性を鍛え、普遍的な力を手に入れる。 ◆AI(人工知能)、反知性主義の台頭……移ろう時代に〈本物のさびない知性〉を養う! 知性があれば、折れない、しがみつかない、動じない!
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