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星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書

星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書

小野田鶴 and 日経トップリーダー

日経BP / 2019-11-25

累計読者数7
平均ハイライト数 35.7件/人
推定読了時間 約5時間42分
star総合評価 69/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 30%

この本について

家業にいると、「変えたい気持ち」と「守らなきゃいけないもの」の間でずっと揺れますよね。親との意思疎通もうまくいかず、同級生みたいに思い切って事業をつくるわけでもない。自分は中途半端なんじゃないか、そんな気持ちを何度も味わってきました。 この本がよかったのは、ファミリービジネスを“制約が多い場所”ではなく、“立ち上げリスクが小さく、時間を味方につけられる土台のあるベンチャー”として描いていたことです。親から引き継いだ商品やサービスのおかげで、戦略が実るまで資金がもつ。だからこそ、ビジネスモデルの転換に10年かけてもいい。その視点に触れたとき、家業の環境をネガティブに捉える必要はないのかもしれないと思えました。 また、「最大の壁は親とのコミュニケーション」という率直な指摘も刺さりました。どこの家でも衝突は起きていて、それを前提に“どう対話するか”“どう役割を引き継ぐか”を設計していく。伝統と変化のバランスを、理論だけでなく生々しい現場感とともに示してくれます。さらに、長期視点で競争力を育てるファミリー企業の特徴や、オーナーと経営が重なることで意思決定が速くなる構造も、日々の判断を見直すヒントになりました。 家業の未来を考えると胸がざわつく人、親との距離感に疲れている人、そして「このまま継いでいいのか」と迷っている人には、静かに効く本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ホントは強い!同族経営 ビジネス理論で解析すれば課題と対策が見えてくる 日本経済に占める同族企業の比重は大きく、経営学の世界ではまさに今、研究が進んでいる分野です。 「実務と学問の世界をつなぎ、次世代の経営をよりよくする指針を残したい」という星野リゾートの星野佳路代表が、 ファミリービジネス マネジメントの理論と実例を探求。本書はその知見をまとめた一冊です。 ファミリービジネスは近年、注目が高まっている経営学の一分野です。 なぜファミリービジネスが強いのか。星野さんの見解も交えてたっぷりご紹介します。 一方で、ファミリービジネスには特有の弱みや課題があることも事実です。 経営者の親子や家族、親族の確執。そして絶対的権力を握る創業家出身社長の長期政権下で進む、組織の腐敗など。星野さんも嫌というほど経験しています。 このような問題が、なぜ起こるのか。そして特有の課題を乗り越え、本来の強さを存分に発揮するには、どうしたらいいのか。 星野さんは、この4年間、忙しい社長業の合間に全国各地に足を運び、この問いに対する答えを探求してきました。 本書では知的刺激にあふれた星野さんとの旅路を、皆さまにも存分に味わっていただきたいと思います。 そこから得られる知見は、ファミリービジネスの経営者や後継者、社員にとって大いに役立つものです。 ファミリービジネスは、かつて「ビジネススクールでは教えてくれないこと」でした。 しかし、今では、ビジネススクールの一科目として確立されつつあります。 ファミリービジネスの特性の理解は、日本でもこれから、ビジネスパーソンにとって基本的な要素の一つになっていくことでしょう。
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