
ITロードマップ 2017年版―情報通信技術は5年後こう変わる!
野村総合研究所 デジタルビジネス開発部
この本について
仕事で技術の話が出るたびに、「結局どこまで理解しておけばいいんだろう…」と迷うことが多いです。流行語みたいな言葉が増えていく一方で、具体的な現場の変化がつかみにくいまま議論だけが先走る感じがして、置いていかれているような焦りが出るんですよね。 この本は、そんなモヤモヤを少し整理してくれます。未来予測というより、実際にどんな技術が「動き始めているか」を具体的な事例で押さえられるのがありがたいところです。たとえば、店頭とデジタルがどうつながり始めているのか、物流がどんなロボットで効率化されているのか、金融ではAPI公開やトランザクションデータの扱いがどう変わりつつあるのか。技術単体ではなく「購買体験」や「業務プロセス」がどう再設計されるのかまで書かれているので、自分の仕事でどこを見直すべきかが見えてきます。 読んでいて特に刺さったのは、部署や役職を無視して全員で「あるべき姿」を考えるワークショップのくだりでした。日々の業務に縛られるほど、こういう視点が抜け落ちがちなので、自分もこうやってテーマ設定すればよかった…と地味に反省しました。また、FinTechや物流の例に出てくる「小さなPoCを積み重ねる」という姿勢も、現場に落とし込みやすい現実的なアプローチです。 未来のキーワードをざっとつかみたい人というより、「自分の仕事にどうつながるか」までイメージしたい人にちょうどいい一冊だと思います。技術の変化に振り回されがちな人ほど、落ち着いて読む価値があります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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