
伸ばしたいなら離れなさい ~サッカーで考える子どもに育てる11の魔法~
池上正
小学館 / 2017-05-28
この本について
子どもの「伸びしろ」が見えないときって、つい口を出しすぎたり、逆に放っておき過ぎたり、どっちに振れてもモヤモヤしますよね。頑張っているのに空回りしている感じというか、「どう関わるのが正解なんだろう」と迷う瞬間があると思います。僕も同じで、この本を読んでようやく“子どもの側の世界”が少し見えました。 池上さんの考え方は、技術や戦術より前に「子どもがどう理解して、どう感じているか」をちゃんと見ようとする姿勢が中心にあります。例えば、ミスを責めずに「どうしてそうなったと思う?」と一緒に探る態度。これって口で言うほど簡単じゃないけど、子どもが自分で考える力を育てるには欠かせない視点なんだと腑に落ちました。また、ワンツーでも数的優位でも、こちらが指示するのではなく、対話のなかで子ども自身が「やってみよう」と決めた瞬間に伸び始めるという話は、実際の coaching や子育ての場面を思い出して刺さりました。 さらに印象的だったのは、「勝たせる」よりも「自信を取り戻せる環境を整える」ことを大人がコントロールする、という考え方です。練習試合の相手選びひとつにも意味がある。自信が戻ると、子どもは自然にハードルを上げ始める。ここを理解しているかどうかで、関わり方は大きく変わる気がします。 サッカーに限らず、子どもに“自分で考える力”を育てたい大人には、かなり刺さる本だと思います。大人が前に出すぎないためのヒントが、丁寧な具体例と一緒に書かれていました。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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