
神さまが味方するすごいお祈り
佐川奈津子
フォレスト出版 / 2017-07-03
この本について
最近、願いごとをうまく言語化できなかったり、「感謝しなきゃ」と思いながらも心がついてこない日が続くことってありませんか。頭では前向きになろうとしているのに、気持ちは別方向を向いているあの感じです。僕も仕事や人間関係で余裕がない時ほど、祈るとかお願いするといった行為に、どこか距離を感じていました。 この本が面白いのは、願いを叶えるための“正しい姿勢”を求めてこないところです。読者の方が保存していた抜粋にもありましたが、個人の願いは世界の大きな流れの一部につながっている、という視点に触れると、力んで頑張るよりも、まずは素直に委ねてみるほうが自然なのだと感じます。それに、感謝できないのは性格の問題ではなく、普段から我慢で自分を締めつけすぎているからだ、という指摘も、思い当たる人は多いはずです。負担を減らすだけで祈りや願いの質が変わる、というのは実感として腑に落ちました。 さらに、この本では「祈りを道具として使っていい」という姿勢がはっきりしているのも救いです。特別な儀式を求められるわけではなく、ただ心の中に燃やしたい言葉を焚べるように続けるだけでいい。そのシンプルさが、日常で迷った時の足場になってくれます。「誰かに頼るのが苦手だけれど、ひとりで抱えるのもしんどい」という人には特にしみると思います。 現実を劇的に変えてくれる魔法の本ではありませんが、視点が少しだけ緩むことで、毎日の選択や態度が変わっていく。そんな穏やかな作用を求めている人にはちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの63%が集中しています。
読書の順序
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