
正しく読み、深く考える 日本語論理トレーニング (講談社現代新書)
中井浩一
累計読者数3
平均ハイライト数 9件/人
star総合評価 44/100
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この本について
文章を読んでいて、「なんとなく分かった気になるけど、実際どこをどう理解すればいいのか曖昧なまま終わること」があります。仕事の文章でも、人の説明でも、意味は取れているつもりなのに、論点のつながりが見えなくてモヤモヤする。自分だけが鈍いのか…と落ち込みがちですが、単に“読むときの視点”を持てていないだけだったりします。 この本が救いになるのは、論理を特別なスキルとして扱わず、「ふだん無意識に使っているものを、少しだけ意識化してみよう」という姿勢で書かれているところです。抜粋にもある「対」と「言い換え」を軸に読む、というルールは拍子抜けするほどシンプルなのに、実際やってみると文章の骨格が急に見えるようになる。たとえば“ではなく”“よりも”といった言葉を見つけた瞬間に、書き手がどの視点で比較していて、何を強調したいのかが読みやすくなる感覚があります。また、説明文の中で同じ内容がどう言い換えられているかを追うだけで、表面的な理解から一段深く入れるのも大きかったです。 国語の“形式を読む”という考え方も、自分にとっては発想の転換でした。内容を追う前に、文章がどう組み立てられているかを見るだけで、誤読が減るし、相手の意図にも近づける。これは日々の会話や仕事メールでもそのまま使えます。 読むたびに「文章を読む自信がいま一つない人」にほど効く本だと思います。自分もまだ迷いながらですが、この本の視点は日常の読み書きをじわっと楽にしてくれました。
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