
ロジカル・リーディング
横山雅彦
ゴマブックス株式会社 / 2016-12-22
この本について
英語を読むとき、なぜかモヤッとする瞬間ってありませんか。文法は分かるはずなのに、筆者が何を主張したいのかだけ取りこぼしてしまう感じです。僕も長くその違和感を抱えていて、「語彙を増やせば何とかなる」と思い込んでいた時期がありました。でも実際には、知らない単語よりも“論理の運び方”が読めていないことのほうが大きかったんですよね。 『ロジカル・リーディング』はまさにその部分に手を当ててくれる本で、英語の文章がどんな“型”で成立しているのかをかなり具体的に説明してくれます。たとえば、主張・事実・理由の三角構造で文章が動いていることや、But が段落全体をひっくり返す唯一の信号語だという話。これらを知ってからは、知らない単語があっても「今どの位置にいるか」が分かるようになり、読解のストレスが大きく減りました。 もうひとつ実感が大きかったのは、英語と日本語が前提にしている“心の習慣”の違いです。日本語の以心伝心に慣れたまま英会話をすると、相手が欲しがっているワラント(理由の前提)を差し出せずに噛み合わなくなる。これを指摘されると耳が痛いのですが、逆に言えば、どこを補えばよいかがはっきりします。 英語が苦手というより、「論理の組み立てが霧がかって見える」という人にほど刺さる本です。読めるようになると、英語の記事もニュースも“筋”から入れるようになりますし、仕事の日本語の文章まで整理される感覚があります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
読書の順序
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