
0歳からはじまるオランダの性教育
リヒテルズ 直子
累計読者数5
平均ハイライト数 3.4件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%
この本について
子どもの性教育について考えるとき、「何をどこまで話せばいいのか」「早く教えると逆に良くないのでは」と、つい身構えてしまうことがあります。自分自身が曖昧なまま大人になってきた分、余計に迷いが出るというか、正解が見えない感じが続くんですよね。 この本が助けになるのは、性教育を“技術の伝達”ではなく、“人間関係を学ぶための土台”として描いているところだと思います。オランダでは、避妊を早く教えても性行動が早まるわけではないというデータが示されていて、その背景には、性について語ることをタブー視しない文化づくりが学校と社会の両方で進んできたことがある。そこを丁寧に説明してくれるので、「早く教えると危ない」というモヤモヤが一度フラットに整理されます。 もう一つ印象的だったのは、公教育の目的を「すべての人が安全に生きられる社会をつくる準備」として捉えている点です。性教育がその一部として位置づけられているからこそ、教える内容も制度の整え方もブレていない。ピルやコンドームを無料にする仕組みも、その延長にあるとわかると、議論の焦点が“個人の道徳”ではなく“社会全体の安心”に置かれていることが腑に落ちます。 日本的な常識のままでは理解しづらいところもありますが、だからこそ、性教育をめぐる思考の癖を一度ほぐしたい人に向いている本です。
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出版社による紹介
性教育は人間関係を学ぶためのもの。それは多様性を認め合う練習の場でもある。知識の伝達にとどまらないオランダの実践に学ぶ。
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