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継母の連れ子が元カノだった2 たとえ恋人じゃなくたって (角川スニーカー文庫)

継母の連れ子が元カノだった2 たとえ恋人じゃなくたって (角川スニーカー文庫)

紙城 境介、たかやKi

KADOKAWA / 201905

累計読者数4
平均ハイライト数 12.5件/人
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 35%

この本について

人間関係で距離の取り方を見失うことってありますよね。相手の気持ちを深読みしすぎたり、逆に自分の気持ちをどこまで出していいのか迷ったり。うまく立ち回れない自分に、あとで臍を嚙むような後悔をすることもあると思います。僕も同じで、友人関係でも恋愛でも、言葉を選びすぎて肩すかしみたいな空気にしてしまうことがよくあります。 このシリーズの2巻は、そんな曖昧な「関係の揺れ」を丁寧に拾ってくれる作品でした。登場人物のセリフや描写に、読者が難しい言葉まで保存してしまうのは、感情の動きが細かくて、本音と建前の境目が痛いくらいはっきりしているからだと思います。たとえば「自分を好きになってくれる人を好きになる。それは自然な心理だ」という言葉。これって当たり前なんだけど、状況によっては残酷にも聞こえるし、救いにもなる。誰かの気持ちを都合よく利用するでもなく、逆に鼻にかけるでもなく、ただ揺れているだけの等身大さが、この巻ではとてもリアルです。 もうひとつ、この巻が効くのは「礼儀を尽くし切って接しているのに、どこか噛み合わない関係」の描写がうまいところです。相手が何を考えているのかわからず不料簡を抱えたまま、それでも目の前の関係を投げ出さない感じ。叢雲みたいに重たい空気の中でも、僥倖のような小さな救いがふっと差し込む瞬間があって、それが妙に現実っぽいんです。 曖昧な関係に疲れているけれど、それでも誰かとちゃんと向き合いたい人に刺さる作品だと思います。僕自身、読んでいて「こういうズレってあるよな」と何度も立ち止まりましたし、こういう温度の物語は、日々の人間関係にささやかな視点の変化をくれる気がします。

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たとえ恋人じゃなくたって
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