
MMT現代貨幣理論入門
L・ランダル・レイ, 島倉 原, 鈴木正徳, 中野 剛志, and 松尾 匡
東洋経済新報社 / 2019-08-30
累計読者数4
平均ハイライト数 35.5件/人
推定読了時間 約7時間35分
star総合評価 68/100
start序盤集中型
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この本について
ときどき、「貿易赤字ってそんなに悪いことなの?」「国の借金はいつか破綻するの?」みたいな、ずっと胸の奥に残りっぱなしの疑問がふっと顔を出すときがあります。ニュースを見るたびに不安は増えるのに、根っこから説明してくれる本はなかなかないんですよね。 この本は、そういう“モヤモヤだけ積み上がっていく感じ”に落ち着きをくれる一冊でした。たとえば、輸出を増やすことが本当に国を豊かにするのか、そもそも自国通貨を発行できる政府がどういう仕組みで支出しているのか、といった論点を、抽象論ではなく「実際に何が起きているのか」という視点から書いてくれます。読んでいるうちに、貿易黒字や政府債務を“良い・悪い”で判断する前に、まず会計のつながりを見たほうが落ち着いて考えられるな、という感覚が身につきました。 もうひとつ助かったのは、ユーロ危機や新興国の為替固定など、実例を通して「国が自分の通貨を発行できるかどうか」で状況がまったく変わるという点を丁寧に示してくれるところです。これを知ってからは、同じ“赤字”でも意味が違うケースが多いことに気づき、ニュースの理解がだいぶラクになりました。 経済を武器にしたいというより、ただ不安の正体を知りたい人に向いている本です。普段から「なんとなく怖い」で済ませてきたテーマほど、静かに効いてきます。
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出版社による紹介
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