
財政赤字の神話 MMT入門 (ハヤカワ文庫NF)
ステファニー ケルトン、土方 奈美
早川書房 / 2022-04-05
この本について
お金や政策の話になると、「結局、借金は増えていくばかりで未来は大丈夫なんだろうか」とか、「景気ってなんであんなに振り回されるんだろう」といった漠然とした不安がつきまといますよね。僕もニュースを見るたびに、自分が何を心配しているのかさえ曖昧なままモヤモヤしていました。 この本は、そのモヤモヤを“別の角度から見直す”ための一冊です。とくに刺さるのは、財政赤字を「国の家計簿の赤字」と同じように扱う発想をいったん脇に置いて、政府という存在がそもそもどうやってお金を流し込んでいるのかを丁寧に整理してくれるところ。赤字が増える=悪いこと、という反射的なイメージではなく、赤字が民間にどんな形でプラスとして流れ込んでいるのかを考える視点に変わるだけで、ニュースの読み方がかなり変わります。また、税金の役割についても「財源の確保」という説明だけでは説明しきれなかった部分が、購買力の調整という実務的な観点から語られ、点と点がつながる感覚がありました。 さらに、景気の波が避けられない前提のもとで、じゃあ雇用をどう安定させるのかという具体的な提案まで踏み込んでいるので、単なる理論紹介で終わらず、現実の暮らしとの接点がイメージしやすいです。財政議論に苦手意識がある人ほど、前提の置き方が変わることで見える景色が変わるはず。 「国の借金」という言葉を聞くたびに、なんとなく不安だけが増えてしまうタイプの人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




