
MMT〈現代貨幣理論〉とは何か 日本を救う反緊縮理論 (角川新書)
島倉 原
KADOKAWA / 2019-12-07
累計読者数6
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推定読了時間 約3時間38分
star総合評価 60/100
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この本について
お金や財政の話って、家計簿の延長みたいに語られることが多くて、「結局どこまでが本当なんだろう…」とモヤモヤすることが多いですよね。赤字がダメと言われたり、国債が増えたら破綻すると言われたり。でも、実際の仕組みはどう動いているのか、腑に落ちる形で説明してくれる本って意外と少ないなと思っています。 この本は、そのモヤモヤに対して、感情論ではなく構造をちゃんと見せてくれるところがありがたかったです。たとえば、「政府が支出する前に税金という財源が必要」というよくあるイメージが、家計や企業との単純な類推にすぎないこと。支出と税収の順序が逆転する視点を持つだけで、これまで当たり前だと思っていた議論の前提がガラッと変わります。また、「財政赤字=悪」という思い込みも、民間の貯蓄との関係性を踏まえると、むしろ赤字が自然であるという説明の方が現実と合うんだなと感じました。さらに、完全雇用や物価の安定をどう達成するかという点でも、支出と増税の使い分けの基準が明確で、抽象論ではなく具体的な運用のイメージが持てるのが良かったところです。 経済に苦手意識があっても、日々のニュースの背景を自分の頭で整理したい人にはちょうどいいと思います。特に「財政って本当はどう動いてるのか、一度ちゃんと理解しておきたい」と感じている人には刺さるはずです。
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出版社による紹介
「財務省が今、最も恐れるMMT。本書こそまさしく、その本格的入門書だ!」――藤井聡(京都大学大学院教授・前内閣官房参与) 「貨幣」と「財政」の真実の姿を暴き出し、世界を揺るがせている経済理論・MMT(Modern Monetary Theory)。 2019年8月、待望の邦訳が刊行されたランダル・レイ『MMT現代貨幣理論入門』の監訳者自らが、そのエッセンスを徹底解説。 誤解や憶測が飛び交う中で、果たしてその実態はいかなるものなのか? 根底の貨幣論から具体的な政策ビジョンまで、この本一冊でMMTの全貌が明らかに! --- 【目次】 はじめに 序章 MMTはなぜ注目されているのか 第一部 MMTの貨幣論 第一章 貨幣の本質 第二章 預金のメカニズム 第三章 主権通貨国における政府の機能 第二部 MMTの政策論 第四章 MMTの租税政策論 第五章 機能的財政論 第六章 就業保証プログラム 第三部 MMTから見た日本経済 第七章 日本は財政危機なのか 第八章 日本経済には何が必要なのか 第九章 民主主義はインフレを制御できるのか おわりに――MMTをどのように生かすべきか
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