
新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 (日経プレミアシリーズ)
峰宗太郎 and 山中浩之
日経BP / 2020-12-10
この本について
「正しい情報って結局どこにあるのか分からない」とか、「専門家の言うこともバラバラで、何を基準に考えればいいのか迷う」という悩みって、コロナ以降ずっとつきまとっていますよね。僕も散々振り回されてきた側で、だからこそ“話者ではなく話そのものを見る”という視点に出会ったとき、少し肩の力が抜けました。 この本が効いたのは、まず“前提とケタを見る”という当たり前だけど抜け落ちやすい視点を、具体的なシーンで示してくれるところです。数値やニュースを受け取った瞬間に判断しないで、一歩引いて確認するクセがつく。さらに、“科学者も間違う”という現実を押さえつつ、それでも公的情報や複数ソースをクロスチェックする意味を淡々と説明してくれるので、極端な陰謀論にも、逆に盲信にも寄りすぎない立ち位置が取りやすくなります。そして何より、“正しい情報だけを取ろうとする姿勢そのものが危うい”という指摘が、個人的にはいちばん刺さりました。完璧を求めず、状況が変わる前提で構える姿勢がようやく腑に落ちた感覚があります。 専門知識を求める本というより、“情報の扱い方にずっと迷ってきた人”に静かに効く本です。科学的な内容が多いのに、読んで変わるのは生活の細かな判断基準で、その変化がじわっと積み上がるタイプの一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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