
図解即戦力 ブロックチェーンのしくみと開発がこれ1冊でしっかりわかる教科書
コンセンサス・ベイス株式会社
技術評論社 / 2019-09
この本について
ブロックチェーンって知っているつもりでも、「結局ビットコイン以外に何ができるのか」とか、「プライベートチェーンって結局ブロックチェーンなの?」みたいなところで足が止まることが多いですよね。自分も仕事で触れる機会が増えるほど、基礎のつもりで覚えていた知識があいまいだったんだと気づかされました。 この本が助かったのは、イーサリアムが“なぜ特別扱いされるのか”が腹落ちしたところです。ビットコインの延長ではなく、そもそも複雑なアプリを実行するための土台として作られた、という視点に触れると、ニュースで見かけるプロジェクトの意味づけが変わります。また、プライベートチェーンがなぜ金融機関で実証されているのか、その一方で「分散台帳と呼ぶべき」と言われる理由まで書かれていて、現場での使われ方の現実がすっと入ってきました。P2Pネットワークの話も、単一障害点がないという説明が丁寧で、ただの専門用語としてではなく“なぜこの仕組みが必要なのか”と結びつけて理解できます。 ビットコインの価値の源泉についても、思想の話ではなく「国家に依存しない価値移転システム」と「それを信じる参加者がいる」という二つにまとめられていて、複雑になりがちな議論が過剰に盛られていないのがよかったです。読み終えると、技術の背景を捉えたうえでニュースやプロジェクトを自分の頭で評価できる感じが出てきます。 特に「ブロックチェーンを一度基礎から整理し直したい人」には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
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