
アフター・ビットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者―
中島真志
この本について
ビットコインまわりのニュースを見ていると、「結局これって何を基準に見ればいいの?」というモヤモヤが消えないまま時間だけ過ぎていくことがあります。値動きは派手なのに、株のような指標もなく、専門用語ばかりで、理解したつもりでもどこか地に足がつかない感じが残るんですよね。僕も同じで、表面的な情報だけ追っていると、判断のよりどころが持てずに困っていました。 この本が助かったのは、ビットコインの“仕組みそのもの”を丁寧に分解してくれたところです。例えば、なぜ値段を判断する指標が存在しないのか、なぜ偽造が難しいのか、フォークの裏でどんな利害が動いていたのか。どれもニュースでは触れられない部分で、理解できると相場の見え方が一段落ち着きます。さらに、ブロックチェーンを「オープン型」と「クローズド型」で分けて説明してくれるので、仮想通貨だけに話を閉じず、技術としてどう位置づければいいのかが腹落ちしやすいです。 読んで一番よかったのは、「ビットコイン=技術の代表例」ではなく、「かなり特殊な使われ方をしている一例」でしかないとわかることでした。この前提があるだけで、過度に期待しすぎたり、逆に拒絶したりする揺れが減りますし、自分がどこまで理解しておけばいいかの線引きがしやすくなります。 投資で迷っているというより、「背景を理解しておかないと不安」というタイプの人に刺さる一冊だと思います。僕もそうでしたが、基礎が整理されると、値動きに振り回される感じがかなり減ります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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