
速読日本一が教える 速読の教科書
角田和将
日本能率協会マネジメントセンター / 2020-03-26
この本について
「じっくり読む=ゆっくり読む」みたいな思い込み、けっこう根深いですよね。仕事の資料でも本でも、読むスピードが遅いせいで理解が浅い気がして、つい丁寧に戻り読みしてしまう。でも、時間だけかかって大事なところが頭に残らない…僕もずっとこのループにいました。 この本がよかったのは、「読む」を細かく分解してくれたところです。文字を“読む”んじゃなくて“見る”、しかも「一度に見る量を増やす」「高速でも認識できるようにする」という考え方に触れたことで、読書そのものへの構え方が変わりました。特に、再生記憶ではなく再認識記憶で十分だと割り切る視点は救われました。全部を覚えようとする完璧主義を手放すだけで、読み進めるストレスがかなり減ります。 トレーニングも、気合いで目を鍛えるというより“読み方のクセのリハビリ”という話がしっくりきました。目線移動、認識幅、瞬間認識力の3つを少しずつ広げていくと、内容の理解とスピードを両立できる感覚が出てくる。理解が30%しかなくても、その30%が仕事に使えるなら十分という考え方も、実務寄りの人にはすごく現実的です。 「本を読む時間はあるのに回収できていない気がする」「読書の効率を上げたいけれど、テクニック本は苦手」という人には特に刺さると思います。速読を目的にするのではなく、人生や仕事に情報を活かすためのツールとして読む姿勢を整える一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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