
TURN 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)
内藤 了
累計読者数3
平均ハイライト数 5件/人
star総合評価 41/100
boltライト読書型
この本について
最近、やらなきゃいけないことほど後回しにしてしまったり、気が重い報告を避けてしまったりしませんか。頭では分かっていても、現実と向き合うのはやっぱりしんどいし、間違えるのが怖くて判断が雑になることもあります。僕も仕事で焦って一気に片付けようとして、あとから「ちゃんと分けて考えればよかった…」と落ち込むことが多いです。 『TURN』を読んでいると、そんな自分の弱さにちょっとだけ光を当ててくれる感覚があります。登場人物たちは決して完璧じゃないし、怖い事件に巻き込まれながらも、嫌な事実から目をそらさずに一歩ずつ向き合おうとします。気の重いことほど早めに動くとか、雑に結論を急がず丁寧に分けて考えるとか、現実的なのに妙に心に残る姿勢が多いんですよね。「ああ、自分もこういうとき逃げてたな」と思い出させられました。 特に、人間の脆さや卑怯さを淡々と語るシーンは、怖い物語のはずなのにどこか救いがあります。強がっている人ほど現実と向き合えないとか、やってしまったことに向き合う覚悟が人を決めるとか、仕事にも私生活にもそのまま持ち帰れる視点が多いんです。事件の推理としても面白いけれど、それ以上に「自分の弱い部分をどう扱うか」を考えるきっかけになりました。 日常の中で立ち止まってしまいがちな人、自分の判断に自信が持てなくなる瞬間がある人には特に刺さると思います。
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