
MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)
内藤 了
累計読者数3
平均ハイライト数 4.7件/人
star総合評価 40/100
boltライト読書型
この本について
仕事でも日常でも、人のちょっとした悪意に触れた日の帰り道って、じんわり疲れが残りますよね。自分はそこまで強くないのに、気づけば「次も何かあるんじゃないか」と身構えてしまう。そんなときに、この『MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』を読んでいて、ふと肩の力が抜けました。 交番勤務の堀北は、毎日いろんな人と接します。足早に通り過ぎる人、挨拶を返さない人、警官というだけで敵意を向けてくる人。でも、たまに目が合ったお年寄りに「おはようございます」と声をかけ、たまに返ってくる挨拶に少し救われる。そんな小さな積み重ねが、この物語では丁寧に描かれています。悪意に触れ続ける仕事の中で「事件は解決できるものだと自分に教え込まなきゃならん」と語る先輩巡査部長の言葉も、現実の自分にそのまま返ってくる感じでした。解決できるとまでは言い切らなくても、「人を信用する側に立ち続ける努力」は、日常でもたしかに必要なんですよね。 警察ものと聞くと身構える人もいるかもしれませんが、この本の魅力は、正義や事件よりも、人が人に向ける気持ちの揺れにあります。誰かの小さな善意に救われた経験がある人ほど、静かに刺さると思います。
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









