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アクティビスト 取締役会の野蛮な侵入者 (日本経済新聞出版)

アクティビスト 取締役会の野蛮な侵入者 (日本経済新聞出版)

オーウェン・ウォーカー、染田屋茂

日経BP / 2021-01-08

累計読者数36
平均ハイライト数 35件/人
推定読了時間 約3時間53分
star総合評価 66/100
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この本について

会社の「外からの圧力」って、正直よく分からないまま語ってしまうことが多いな…と感じませんか。配当だのガバナンスだのと言われても、実際に取締役会まわりで何が起きているのか、ニュースを見てもつかみきれないままモヤっとする。僕も同じで、特にアクティビストの話は“何となく強そうな人たち”くらいの印象で止まっていました。 この本が面白いのは、その「強そうな人たち」の原点がどこにあり、どういう文脈で今のやり方に至ったのかを、かなり具体的な事例で追えるところです。乗っ取り屋から始まった力任せの手法が、取締役会や議決権行使助言会社の存在を通してどう変質していったのか。なぜ少量の株式でも企業を揺さぶれるのか。配当を求める要求の裏に、どんな論理と歴史があるのか。読んでいくと、「アクティビスト=短期目線」と一言で切れない背景が立体的に見えてきます。 僕自身は、企業側の弱点を“気づかれる前に直す”という発想が特に刺さりました。外から攻めてくる人たちの行動原理が分かると、自分が働く会社でも、何を放置したら外圧の格好の材料になるのかがイメージしやすくなるんですよね。経営に直接関わっていなくても、組織がどう見られているかを考えるきっかけになります。 企業の「外の力学」を、表面的なイメージではなく実際の歴史と構造で理解したい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世間をにぎわせた村上ファンド、スズキやセブン&アイを標的にしたサードポイント、西武と対立したカーライルなど、近年日本でもアクティビスト(「物言う株主」)の存在感が強まっている。 彼らは世界有数の大企業であっても経営陣に立ち向かい、ビジネスの一部に口出しするだけにはとどまらず、取締役会メンバーの一人ともいえる影響力を持つようにまでなっている。 本書は、取締役会における攻防から、放逐される経営陣の悲喜こもごもまで、アクティビストと取締役の間で実際に起こった出来事をストーリー仕立てで描いた一冊。マイクロソフト、ヤフー、ヒューレット・パッカード、デュポン、アラガンなど、近年世界で起こった主要なアクティビスト関連の争いについて、変革推進派、反対派双方の視点を盛り込みながら、そのとき取締役会では一体何が起こっていたのかを浮かび上がらせる。
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