
【読書】アウトプット読書術: 読んだら忘れない読書術 読書シリーズ (読書出版)
きょうい君
この本について
読んだ本の内容をすぐ忘れてしまったり、「結局なにが大事だったんだっけ…」と後になって思い出せないこと、けっこうありますよね。僕も同じで、せっかく時間を使ったのに身についている実感が薄いと、なんとなくモヤモヤが残っていました。読む前の目的がぼんやりしたままページをめくってしまうと、必要なところにアンテナが立たず、読み終わっても行動につながらないまま終わることが多かったんです。 この本が面白いのは、読書の技術というより「読む前の準備」と「読んだ後の動き方」を徹底的に言語化してくれるところです。例えば、読む前に「この本から何を得たいのか」「読み終えた自分がどうなっていたいのか」を書き出しておくと、カラーバス効果が働いて必要な情報だけが自然と拾えるようになる。その結果、読む量を無理に増やさなくても、内容の定着が全然違ってきます。また、章ごとに一言でまとめてみるだけで、自分の説明力が鍛えられ、記憶にも残りやすくなる感覚がありました。読んだことを誰かに話す前提で読むと記憶が30%上がる、という話もまさにその延長線上にあります。 そして何より、行動に落とし込む流れが現実的なのがありがたいです。人は学んだことをすぐ実践する人が3%しかいないと言われるけれど、だからこそ「忘れない仕組み」を先に作る。リマインダーを入れるだけでもいいし、小さな行動に紐づけてもいい。性格ではなく、工夫で改善できるという視点はすごく気が楽になります。 読書が“作業”になってきた人や、「読んでいるのに変わらない」という焦りがある人には特に刺さると思います。ページ数よりも、必要な部分だけをつかんで行動につなげたい時に、静かに効いてくる一冊でした。
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