
本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール (中経の文庫)
園善博
KADOKAWA / 2015-08-26
この本について
本を読んでいるのに、途中で内容がふっと抜け落ちたり、読み終わったあとに「で、何が残ったんだっけ…」と自分でも困ることがよくあります。読む気はあるのに手応えがない感じ、僕もずっと悩んでいました。そんなときに気づいたのは、「覚えていない自分が悪い」のではなく、そもそも読み方の工夫を知らなかっただけかもしれない、ということです。 この本は、その“工夫”の部分をかなり丁寧に扱っていて、特に抜粋が多く保存されているあたりを見ると、読者が刺さっているのは「記憶に残らない」「理解できているかわからない」という不安に寄り添ってくれる点なんですよね。線を引くよりノートに書くほうが覚えやすいとか、メモを見ながらでいいから誰かに説明してみるとか、やり方がすごく現実的。難しいテクニックよりも、今日から試せる行動が多いのがありがたいところです。 さらに、この本は「読書とは必要な知識を手に入れること」と明言してくれるので、読破できない焦りや、人の評価を気にしすぎる感覚からいったん解放されます。目次を使って全体像をつかんだり、パラパラ読みで概要を拾ったり、15分だけ集中して読むなど、目的に合わせて読むための手順が具体的に示されていて、読書そのもののハードルが下がっていく感じがあります。 仕事や勉強のために本を読んでいるのに、なかなか身になっている実感がない人。そんなときに、この本は「どう読むと記憶に残るのか」「どこまで読めたら合格なのか」を現実的なラインで示してくれます。読書に自信が持てなくなっている人ほど、ちょうどよく効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
読書の順序
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