
中古マンション本当にかしこい買い方・選び方
針山昌幸
日本実業出版社 / 2015-04-01
この本について
賃貸のままでいいのか、そろそろ買うべきなのか。中古なら手が届きそうだけど、失敗しそうで怖い。そんなふうに考え続けて、結局なにも動けないまま時間だけ過ぎていく……僕自身もずっとこの沼にハマっていたので、その気持ちはすごくわかります。調べれば調べるほど「何を基準に選べばいいのか」が逆に見えなくなっていくんですよね。 この本は、そのモヤモヤを“具体的な判断材料”に置き換えてくれる一冊でした。たとえば、口コミサイトでマンションの生の声を確認する、過去の取引事例で価格の妥当性を自分で確かめる、構造や遮音性能からリフォームの自由度を判断する。どれも専門家の世界の話に思えていたものが、「あ、これは自分でもできるんだ」と思えるレベルまで落ちてきます。個人的には、ゴミ置き場や共有スペースの状態、居住者の雰囲気を見る大事さが言語化されたのも大きかったです。物件の“スペック”だけ追っていたときには見落としていた視点でした。 さらに、不動産会社の値付けの事情や、値下げ交渉がしやすいマンションの特徴など、買う側からは見えにくい裏側にも触れられていて、「掘り出し物って本当にあるのか?」という疑いに対しても、現実的なスタンスで向き合ってくれます。買う・買わないの判断を急がせる本ではなく、自分の基準を持つための材料をそっと渡してくれる感じが心地よいです。 中古マンションを検討しているけれど、情報の多さに疲れてきた人。自分なりの“判断軸”をつくりたい人には、とても刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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