
新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。 20代で身につけたい本の読み方88
千田琢哉
この本について
ふだん本を読んでいても、「結局どれが自分の役に立つんだろう」とか、「読んでいるはずなのに思考が深まっていない気がする」とか、そんなモヤモヤが残ることってありますよね。僕も同じで、当たり前に見えることをそのまま流してしまって、あとで「なんか浅かったな」と反省することが多いです。 この本が面白いのは、“当たり前を当たり前として受け取らない”という姿勢が徹底しているところです。読書って知識を集める行為に見えるけれど、実際は自分の感度を鍛える作業でもあるんだな、と改めて思わされました。たとえば、1%の面白い作品に出会うために99%を経験する話は、量をこなす意味を現実的に説明してくれるし、「著者の人生の一部をお裾分けしてもらっている」という視点は、本を読む前の構えそのものを変えてくれます。読み方の話なのに、妙に実生活まで丁寧にしたくなる感じがあります。 また、著者が管理職向けや定年後の本まで「ただ楽しいから」読んでいたというエピソードは、本を未来の準備道具としてでなく、単純な好奇心で触れていいんだと肩の力を抜かせてくれました。知らない世界に触れたぶんだけ、自分の中の知識同士がつながって知恵になる。その流れを実感している人の言葉だから、無理がないんですよね。 「読んでいるのに思考が広がらない」「本との距離感をどう取ればいいかわからない」みたいな人には特に刺さると思います。読書を“義務”から“対話”に戻したいとき、そっと効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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