
スピードマスター 株で儲ける! 損切りの一番やさしい教科書
テクニカル分析研究会、戸松 信博
技術評論社 / 2021-05
この本について
株を触っていると、「損切りが遅れる」「利確の基準が曖昧」「なんとなく雰囲気でエントリーしてしまう」というモヤモヤが定期的にやってきます。自分でも気をつけているつもりなのに、いざチャートを前にすると判断がぶれる。頭では分かっているのに、手が動かない。そんな感覚、僕もずっと抱えていました。 この本が効いたのは、感情ではなく“基準”を淡々と積み上げてくれたところです。たとえば「ローソク足が移動平均線を上抜けたら買い、下抜けたら売り」というシンプルな判断軸や、フォロースルーの確認手順のように、迷った時に立ち返れる“最小限の動作”がいくつも紹介されています。さらに、上ヒゲや下ヒゲの扱い、トレールの考え方、時間軸の揃え方など、実際のチャートでよく悩むポイントに対しても、「こういう場面ならこう考えておくといい」という現実的なラインの引き方が示されています。特に「銘柄に惚れるな」や、個人的事情と株価は無関係という部分は、自分のメンタルの癖を客観視するきっかけになりました。 読み進めるほど、“勝てる方法”というより“判断を一定にするための道具”が揃っていく感じがあって、短期の取引でブレやすい人にはちょうどいい距離感の内容です。10回のうち1回だけでも意図通りに動かせればそれで前進だ、という視点も気持ちを軽くしてくれます。 感情よりルールで動きたいけど、どこから固定していいかわからない人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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