
FXスキャルピング
Pan Rolling Inc / 2012-11-01
この本について
トレードをしていると、結局いつも同じところでつまずくんですよね。エントリーの根拠が揺らいで焦ってルールをいじったり、逆行が怖くて早めに逃げたり、逆に損切りだけは遅れたり…。チャートを見ているはずなのに、自分の感情と戦っている時間のほうが長い気がする。僕もずっとそんな感じでした。 この本は、派手な必勝法を語るタイプではなく、「結局どこで判断がブレるのか」をかなり現実的に突きつけてきます。例えば、転換点を1ピップ超えたら淡々と手仕舞うとか、時間枠の違いで見える圧力をどう扱うかとか、すぐに真似できるほどシンプルなのに、いざ相場の前に立つとできなくなるあの部分に手を入れてくる感じです。また、利益を追うのではなく“すべきことをする”という姿勢に立ち返らせてくれるのも大きくて、戦略から逸脱して「あと少し」を取りに行く癖がある人には特に刺さると思います。 僕が読んで一番助けられたのは、負けるときのパターンがものすごく具体的に言語化されていることでした。無自覚にやっていた「損を抱えたまま放置」「勝ちトレードを早く閉じてしまう」という行動が、何を見落とした結果なのかがわかると、過剰に気合を入れなくても自然と手が止まる瞬間が増えます。結局、達人の条件は原則の知識量ではなく、“決めたことを決めた通りにやれるか”だけなんだなと実感しました。 感情に左右されるのが嫌なのに、どうしても相場の前だと冷静さを失いがちな人には向いています。僕と同じように「技術よりも、自分の足元がぐらつく感じ」をなんとかしたい人には、かなり実用的な一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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