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ニヒリズムとテクノロジー

ニヒリズムとテクノロジー

ノーレン・ガーツ and 南沢 篤花

翔泳社 / 2021-08-05

累計読者数4
平均ハイライト数 2.5件/人
推定読了時間 約9時間19分
star総合評価 19/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事でも日常でも、気づけば「どうやって効率化するか」「この不安を解決してくれる技術はないか」と、答えを外側に探しにいってしまうときがあります。手段を増やしているつもりなのに、どこか落ち着かず、視野がどんどん狭くなっているような感覚が残ることもあります。 この本の抜粋を読んだとき、自分が向き合っているつもりだったのはテクノロジーそのものではなく、「問題をすぐ外に委ねたくなる考え方」だったと気づかされました。著者は、テクノロジーを批判するでも礼賛するでもなく、まず人間側の姿勢に目を向けます。問題解決を急ぐほど、ユートピア的な期待と同時に、世界を空虚に感じてしまうニヒリズムにも飲み込まれうる。その指摘が妙に現実的で、日々の選択を少し違う角度から見直すきっかけになります。 読んでいて特に効いたのは、技術をどう扱うか以前に「何を不安に思っているのか」を丁寧に確認することの大事さが、具体的な例を通して腑に落ちるところです。また、万能な解決策を求めるほど思考が貧しくなるという指摘も、自分の行動を静かに振り返らせてくれました。テクノロジーとの距離感を整えるというより、まず自分の姿勢を整える一冊です。 こんな人に刺さると思います。便利になっているはずなのに、どこか気持ちが追いつかないと感じている人。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ニーチェだったら、現代テクノロジーをどう見るだろう? 挑戦的「思想実験」の書が上陸 【本書の概要】 ・ニヒリズムの観点から、テクノロジーと人間の関係を読み解く ・SNSや有名アプリ・サービスを題材に、人が「無」に向かう構図を解説 ・現代の研究や調査、理論を反映、ニーチェの哲学が現代に通用することを示す 【人を虚無に導く企業やサービス】 Facebook, Twitter, Netflix, YouTube, Google, Pokemon GO, Fitbit, Uber, Airbnb, Tinder, etc. 【対象読者】 ・哲学的観点から現代テクノロジーとの向き合い方を考えたい人 ・AIやアルゴリズムが人に与える影響が気になる人 ・テクノロジーと自己の関係を見直し、批判的かつ楽観的な思考を得たい人 ※哲学理論が登場します。不慣れな方は事前に目次や内容をご確認ください ※テクノロジーの専門知識は不要ですが、流行のアプリやサービスは知られているものとして扱っています 【まえがきより】 ニーチェが分析していたのはテクノロジーではなく、 道徳や宗教とニヒリズムの関係だが、 この分析はテクノロジーにも当てはまる。 私たちは、テクノロジーを通じて倫理的な目標を追求している。 テクノロジーはユーザーの信仰を育み、ユーザーの献身を引き出している。 こうした構図から、テクノロジーにニーチェの哲学・思想が当てはまると確信した。 本書はニーチェの思想に対する新たな解釈を探るものではない。 人とテクノロジーの関係について、ニーチェの哲学をヒントに、 その優れた批判的視点を養うことを目指したものだ。 この本は学術面でも文化面でも、対象とするグループを特定していない。 ニーチェ流に言うと、本書はあらゆる人のための、 そして誰のためのものでもない1冊の書である。 【目次】 第1章 ニーチェなら現代テクノロジーをどう見るか? 第2章 ニヒリズムとテクノロジーの関係 第3章 ハイデガーの技術論への反論とポスト現象学 第4章 ニヒリズムと「催眠」テクノロジー 第5章 ニヒリズムと「データドリブン」テクノロジー 第6章 ニヒリズムと「娯楽経済」テクノロジー 第7章 ニヒリズムと「畜群ネットワーク」テクノロジー 第8章 ニヒリズムと「狂乱」テクノロジー 第9章 神は死んだ グーグルも死んだ
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