
会社法NBS 日評ベーシック・シリーズ
伊藤 雄司、笠原 武朗、得津 晶
累計読者数36
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star総合評価 69/100
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この本について
会社の再編まわりを勉強していると、「結局どの手続が何を守っていて、どこがリスクなのか」がごちゃっとしてきませんか。合併も分割も事業譲渡も、名称は聞いたことがあるのに、株主や債権者がどんな影響を受けるのかを説明しようとすると途端に怪しくなる…自分もそこが長年のモヤモヤでした。 この本は、まさにその「仕組みのつながり」が整理されて見える感じがあります。例えば、特定承継と包括承継の違いが腹落ちすると、なぜ合併や分割では別途の個別同意がいらないのか、逆になぜ事業譲渡では株主総会の特別決議が要求されるのか、といった“手続の重さ”の理由が理解しやすくなります。さらに、吸収合併で債権者異議手続が置かれている一方で、事業譲渡の譲受会社側には会社法上の保護がない、という非対称性も、意外と実務で判断を迷うポイントでしたが、その背景まできれいに説明されています。 個人的には、自己株式取得の方法や、社債・新株予約権付社債の扱いなど、再編とは少し離れたテーマもまとめて押さえられるのがありがたかったです。会社法を「条文単位」でなく「会社がどう動くか」という視点でつなぎ直したい人に合う一冊だと思います。こんな人に刺さります──組織再編の概念が頭の中でいつも散らばってしまう人。
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