
物語の外の虚構へ (logical cypher books)
シノハラユウキ
累計読者数4
平均ハイライト数 1.5件/人
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
フィクションを読んだり映画を見たりしていて、「なんでこんなに心が動くんだろう」「そもそも“フィクションって何”なんだろう」と、うまく言葉にできないもやっとが残ることがあります。作品に触れている時間は確かにあるのに、その仕組みや構造を説明しようとすると急に霧がかかったようになる、あの感じです。 この本は、その霧に少しだけ輪郭をつけてくれるような一冊でした。たとえばフィクション論が言語哲学と美学の二つに分かれるという視点や、描写の哲学に五つの立場があるという整理は、普段「なんとなく感じていたこと」を理論として拾い上げてくれる感覚があります。また、画像の表象が言語とまったく別の働きをしている、という指摘は、漫画や映画に触れるときの見方を素直に変えてくれました。自分の好きな作品がなぜ刺さるのか、ゆっくり分解できるようになる本です。 作品鑑賞を「気分」だけで終わらせず、もう一歩だけ深く理解したい人に刺さると思います。私自身、うまく言語化できなかった違和感をほどくきっかけになりましたし、フィクションとの距離を少し整えたいときに頼りになる本でした。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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