
ポーカーとゲーム理論2 ――最適なレンジ構築と状況変化を考えた戦略的対応
アンドリュー・ブロコス、松山宗彦
この本について
ポーカーをやっていると、「ここでベットすべきなのか、チェックすべきなのか」が分からなくなる瞬間が何度もあります。しかも困ったことに、その迷いって単に“勇気が出ない”とかじゃなくて、自分のレンジがどんな形になっているのかを把握できていないところから来るんですよね。私もずっとそこでつまずいていました。 この本は、いわゆる“天才的な読み”ではなく、レンジの構造と状況変化にどう対応するかを淡々と積み上げていくタイプの本です。例えば、弱い手をチェックすべきかブラフに回すべきかで迷った時に、「まず弱いハンドは両方のレンジに含まれるべき」という視点を与えてくれたり、小さなベットが相手のエクイティ実現をどれだけ阻止するかを具体的な盤面で示してくれたりします。強い手を小さく打つ理由や、自分のレンジをキャップすると何が起こるかも、実例を通して腹に落ちる形で説明されています。 読み進めていくうちに、フロップからターン、ターンからリバーへと、自分の行動がどう“後のストリートの自分”を助けたり追い込んだりするのかが見えてきます。感覚ではなく、積み上げた理由で判断したい人にとっては、かなり手触りが変わる本だと思います。 特に、「毎回なんとなくプレイしてしまって、気づいたら相手の大きなベットに何もできなくなる」という人には刺さるはずです。私自身、この本でようやく“迷った時の立ち戻り先”ができました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
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