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王子の政略婚 気高きオメガと義兄弟アルファ (ラルーナ文庫)

王子の政略婚 気高きオメガと義兄弟アルファ (ラルーナ文庫)

桜部 さく and 一夜人見

三交社 (発売) / 2022-03-18

累計読者数4
平均ハイライト数 2.8件/人
推定読了時間 約5時間26分
star総合評価 36/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

人との距離をどう取ればいいのか、分かっているつもりなのに身体が先に動いてしまう時ってありませんか。頭では大事にしたいのに、警戒や癖が抜けず、相手の表情を見てようやく自分の反応の強さに気づく。あの「しまった…」という感覚に覚えがある人は多いと思います。 この物語のユベールもまさにそこに立っていて、ほんの一瞬の触れ合いで反射的に手を払ってしまう。それがどれほど相手を傷つけるか、気づくのはいつだって遅い。読んだ人が抜き出しているのは、恋愛よりもっと手前の、人と人が近づく時の不器用さや、身分や役割が積み重なった背景ごと抱えた距離感の難しさなんだと思います。王家同士の対面や、アルファという存在への期待と重圧もあって、距離の取り方がより複雑になるところが刺さったのではないでしょうか。 この本は、派手なロマンスだけで読むと勿体ないところがあります。相手を前にした時の「怖さ」と「願い」が同時に存在するあの感じを丁寧に拾ってくれるし、立場が人をどう縛り、どう誤解を生むのかもじわじわ効いてきます。そして何より、関係が進むきっかけが劇的ではなく、小さなほころびや戸惑いから始まる点が、実際の人間関係に近くて落ち着くんですよね。 人との距離の取り方に自信がないまま大事な関係を抱えている人に、静かに刺さる物語だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

フロレンス王国の王子ユベールは、最愛の姉ソフィアが同盟の糧として隣国エスパニルの王太子に嫁ぐのを涙ながらに見送った。だが、わずか数年でソフィア夫妻が事故死。姉の死を悼む暇もなく、オメガ性であることが発覚したユベールは、同盟継続のためにエスパニルの新王太子アロンソのもとへ嫁ぐこととなった。アロンソとは姉の結婚を機に義兄弟として友情を育んできた仲。屈辱的な政略婚にユベールは心閉ざしたまま隣国へと赴き...。
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