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か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

住野よる

新潮社 / 2017-03-22

累計読者数5
平均ハイライト数 2.6件/人
推定読了時間 約3時間41分
star総合評価 31/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%

この本について

人の気持ちって、どこまで踏み込んでいいのかよく分からないまま過ごしてしまうことがあります。興味はあるのに、相手のことを知るのが怖かったり、逆に自分のことを知られて嫌われるのが嫌で、一歩引いてしまう。分かり合いたい気持ちはあるのに、行動までつながらないまま終わることも多いと思います。 『か「」く「」し「」ご「」と「』が刺さる人は、まさにここで足踏みしている人なんじゃないかと思います。登場人物たちは、相手を“知ろうとする”ところから関係が動き始めます。強い感情で行動してしまうことの危うさも描かれていますが、それ以上に、知らないままでいることの方が後悔につながるんだと気づかされる場面が多いです。読者が抜き出していた「皆、何を知って色んな人を好きになるんだろう」という問いは、この物語の軸にも近くて、相手を理解するってそんなに簡単じゃないけれど、そこから逃げなかった人だけが見られる景色がある、そんな感じです。 読んでいると、相手を好きになる理由って“きれいな部分”じゃなくて、その奥にある事情や葛藤まで含めてなんだと気づかされます。魔王だって嫌われるかもしれないし、それでも知ろうとしたいと思えるかどうか。その揺れの中に、自分の人付き合いを重ねてしまう人は多いはずです。 人との距離感に迷っている人、知ろうとする一歩がなかなか踏み出せない人には特に刺さると思います。日常にすぐ効くような派手さはありませんが、自分の中の「関わり方の基準」がそっと書き換わるような本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、眩しくて時に切ない、共感度No.1の青春小説!
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