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今夜、世界からこの恋が消えても (メディアワークス文庫)

今夜、世界からこの恋が消えても (メディアワークス文庫)

一条 岬

KADOKAWA / 2020-02-22

累計読者数5
平均ハイライト数 7.8件/人
推定読了時間 約4時間20分
star総合評価 56/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 70%

この本について

人を好きになるって、どう扱えばいいかよく分からない時がありますよね。理由も分からない揺れ方をするし、過去の傷がふと疼く時もあるし、笑いたいのに笑えない日もある。前に進みたいのに、行動する気力がついてこないこともある。こういうモヤモヤを誰にも言えずに抱えたまま、大人になってしまった人は多いと思います。 『今夜、世界からこの恋が消えても』は、その感覚を無理に整理しようとせず、むしろ“そういうものとして受け取っていい”と思わせてくれる物語でした。好きという気持ちは理屈で固められるものじゃないこと。傷は消えなくても痛みは続かないこと。少しだけ無理をしてでも誰かのために動きたくなる瞬間があるなら、それはとても豊かなことだという視点。このあたりが、保存されていた抜粋からも強く響いているんだろうなと感じました。 読んでいて印象的だったのは、「泣いてもいいし、無理しなくてもいい。でも、自分が大切だと思えることには一歩踏み出してもいい」という空気感です。恋愛小説ではあるけれど、恋をしたことがある人の“生活の痛み”にも静かに寄り添ってくる。出会いが人生をどれだけ変えるか、そして変わることをどう受け止めていいのかを、物語を通してゆっくり考えさせられました。 感情の扱いに少し不器用だと感じている人。理由のない好きや痛みを言語化できずに戸惑っている人。そんな人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは――。 クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。 そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ――僕は知る。 「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」 日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかしそれは突然終わりを告げ……。 唐突にやってくる衝撃の瞬間。その先に待つ驚きの結末に、読む人すべてが感動に包まれる! 第26回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作!
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