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好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

舞城王太郎

講談社 / 2008-06

累計読者数12
平均ハイライト数 10.4件/人
推定読了時間 約3時間44分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

人を好きになった理由が自分でもよく分からなかったり、過去に置いてきた誰かの気配だけがずっと胸のどこかに残っていたり、言葉にできない思いがずっと自分の中でくすぶっていることってありませんか。大人になるほど整理できると思いきや、むしろ説明のつかない気持ちばかり増えていくような感覚があります。 『好き好き大好き超愛してる。』は、そういう“うまく言えないもの”を無理に整えず、そのまま掬ってくれる小説でした。読者が抜き出していた言葉を見ても、刺さっているのは恋愛そのものよりも、「愛するってこういう揺らぎごと抱えることなんだ」という実感や、「祈るように何かを願うしかできないときの無力さ」や、「物語を作ることがそのまま誰かを求める行為になる」という視点だと思うんです。読むと、自分の中にも似た感覚があったなと静かに思い出させられます。 この本が効くのは、気持ちを正解に照らし合わせて判断したい人ではなく、判断しきれないまま生きている自分をそのまま肯定したい人です。愛情と物語が実は地続きなんだという描き方は、過去の出来事の意味づけを少しだけ柔らかくし、祈りという行為に“無駄でも続けていいもの”という温度を与えてくれます。誰かを想い続けたことがある人、そしてその理由をうまく言葉にできなかった人には、特にじんわり刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。

目次

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