
僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫)
中村 航
KADOKAWA / 2011
累計読者数7
平均ハイライト数 4.6件/人
推定読了時間 約2時間42分
star総合評価 32/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
人間関係でも恋愛でも、正しい選択が何なのか分からなくなるときってありますよね。選びたくないのに選んでしまったり、手放したくないのに手放すしかなかったり。頭では整理できないのに、気持ちだけがずっと揺れ続けるあの感じ。僕もよくそこで足が止まります。 『僕の好きな人が、よく眠れますように』は、その揺れを無理に片づけようとしない物語です。正しさと間違いがきれいに分かれていなくても、どこかで自分の選択を抱えて進むしかないこと。去る人を追えない夜も、残ってしまった言葉の重さも、綺麗にはできないまま生きていく現実。それを「こうすべき」と押しつけず、ただ登場人物たちの呼吸の中で見せてくれます。 特に、誰かを想う気持ちが報われるかどうかとは別に存在してしまうこと。それでも「よく眠れますように」と願ってしまう場面に、救われる人は多いんじゃないかと思います。きれいごとじゃなく、恋や人間関係の痛い部分を抱えたままでも、ちゃんと前に進める日が来ると信じられるようになる本です。 自分の選択にまだ納得できない夜が続いている人に、静かに効く物語だと思います。
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出版社による紹介
「こんなに人を好きになったのは生まれて初めて」。東京の理系大学で研究を続ける大学院生の僕の前に、運命の人が現れた。春、北海道からゲスト研究員でやって来た斉藤恵──めぐ。だが直後の懇親会で、彼女はある事情から誰ともつきあえないことを知る。やがて日夜研究を続けて一緒に過ごすうちに、僕はめぐへの思いを募らせ、遂に許されない関係に踏み出してしまった。お互いに幸福と不安を噛みしめる2人の恋の行方は?
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