
憧憬☆カトマンズ (MF文庫ダ・ヴィンチ)
宮木 あや子
KADOKAWA
累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約2時間46分
star総合評価 32/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 21%
この本について
人間関係のなかで、自分が何を求めているのかよく分からなくなる時ってあります。好意なのか、安心なのか、生活のためなのか。どれも否定しきれなくて、でも胸のどこかで後ろめたさが残る。そんなぐちゃっとした感情を抱えたまま日々を回している人は、多いんじゃないでしょうか。 『憧憬☆カトマンズ』に出てくる言葉が保存されているのを見て、読者が刺さっているのは“綺麗事では割り切れない本音”だと思いました。欲望と代償のバランス、好きという気持ちの正体、誰かを選ぶ時に生まれる予感の重さ。こういう部分を、作品は妙に冷静で、それでいて妙にあたたかい視線で描いていきます。無理に自分を正当化するでもなく、かと言って卑下するでもなく、「まあ、そういうことってあるよね」と肩を並べてくれる感じがあるんです。 特に効くのは、まず“欲望の扱い方”に迷っているとき。きれいに整えた建前ではなく、心の底にある本音の輪郭が、意外とそのまま描かれていて驚きます。もう一つは、“誰かとの関係をどこまで受け取っていいのか”という迷いに対して、物語がゆっくり視点をずらしてくれるところ。そして、最後に残る“予感”の描写は、自分の選択をそっと肯定してくれるような静かな余韻があります。 こんな人に刺さると思います。自分の欲や選択を「間違っていない形」に整えようとして疲れてしまった人。物語を通して、少しだけ呼吸がしやすくなるはずです。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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出版社による紹介
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