
あのとき始まったことのすべて (角川文庫)
中村 航
KADOKAWA / 2012-06
累計読者数3
平均ハイライト数 1.7件/人
推定読了時間 約4時間5分
star総合評価 41/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 83%
この本について
仕事でも生活でも、「これってもう始まってるのかな…まだ準備中なのかな…」みたいな曖昧さに振り回されることがけっこうありますよね。自分では動いているつもりでも、実感がないまま日々だけが過ぎていく感じ。僕自身もよくそこで足が止まります。 この本の抜粋が刺さった人は、おそらく「始まりって実はそんなにドラマチックじゃない」という視点に少し救われたんじゃないでしょうか。あとになって気づく種類の始まりもあるし、逆に「始まった」と思ってもまだ何も動いていないこともある。その曖昧さを否定せずに受け止めてくれるところが、この物語の静かな効き方だと思っています。 読んでいて感じたのは、今が特別じゃなくても、今を生きていることそのものが次の変化の入口になり得るということ。考えすぎて固まってしまう瞬間に、「少しだけ勘を信じてもいいかもしれない」「陽気さを添えるくらいなら自分にもできるかもしれない」と、ほんの数ミリ気持ちが前に向くんです。とはいえ勢い任せではなく、ちゃんと自分なりの作戦も持っていい。そのバランスの提案が現実的でちょうどいい。 何かを始めたいのに、自分がどこに立っているのかよく分からない人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
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出版社による紹介
社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い...。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だった―。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。
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