
汝、星のごとく【電子限定特典付き】 (講談社文庫)
凪良ゆう
講談社 / 2022-08-04
累計読者数19
平均ハイライト数 10.6件/人
推定読了時間 約5時間29分
star総合評価 51/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%
この本について
他人の期待や「正しさ」に合わせて生きていると、ふとした瞬間に、自分がなにを望んでいるのか見えなくなることがあります。誰かを傷つけたくない、裏切りたくない、でもこのままじゃ苦しい。その行き場のないモヤモヤに、この物語は静かに触れてきます。 『汝、星のごとく』が効くのは、主人公たちが“きれいごとじゃ済まない選択”を何度も迫られるからです。誰かの正義から外れた瞬間の怖さや、捨てることと選ぶことの境界線の曖昧さが、生々しいほど書かれている。自分の人生を生きようとしたとき、何を失って、何を守りたいのかがいやでも浮かび上がります。そして、人に甘えることと依存すること、支えることと縛ること。その微妙な違いが、登場人物同士のぶつかり合いから見えてくるところが痛い。 読み進めるほどに、「正しさがわからなくても進むしかないときってあるよね」と、そっと背中を押される感覚がありました。誰かに許されたい気持ちより、自分の意志で決めた一歩のほうが後々の自分を救うんだろうな、とも思わされます。 恋愛小説として読むより、「自分の選択に迷い続けてきた人」にこそ刺さる一冊です。
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出版社による紹介
☆2023年本屋大賞受賞作☆ 【第168回直木賞候補作】 【第44回吉川英治文学新人賞候補作】 【2022王様のブランチBOOK大賞】 【キノベス!2023 第1位】 【第10回高校生直木賞候補作】 【ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位】 【今月の絶対はずさない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)】 【第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート】 【未来屋小説大賞 第2位】 【ミヤボン2022 大賞受賞】 【Apple Books 2022年 今年のベストブック(フィクション部門)】 などなど、賞&ノミネート&ランクイン多数! その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。 本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。 ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。 ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
目次
春に翔ぶ
星を編む
波を渡る
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