
明け方の若者たち (幻冬舎文庫)
カツセマサヒコ
幻冬舎 / 2021-11-17
累計読者数6
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約2時間48分
star総合評価 56/100
bookmarkリファレンス型
check_circle推定完走率 58%
この本について
恋愛でも仕事でも、「自分は間違ってばかりだな…」と感じる時期ってありますよね。忘れたい人を忘れられなかったり、三振続きで何者にもなれない気がしたり、相手の一言に期待しては落ち込んだり。頭では分かっていても心がついてこない、あのどうしようもない感じ。僕も二十代のころはずっとその渦にいました。 『明け方の若者たち』が刺さるのは、そういう“整理のつかなさ”を無理にまとめようとしないところだと思います。恋が終わるときの「突然」に見える積み重ねの話や、忘れようとしても忘れられない時間の扱い方、三振ばかりでも打席に立ち続けるしかないという地味だけど現実的な前進の仕方。読んでいるうちに、自分の過去の情けない行動や未練にも、少しだけ言葉が与えられていく感じがするんです。 特に、人に合わせすぎて自分が薄くなってしまった経験がある人には、胸の奥が静かに反応すると思います。彼女の世界に染まっていく主人公の描写や、「好き」のベクトルが交わらない虚しさは、誰かを本気で好きになったことのある人ならきっと思い当たるところがあるはずです。 こんな人に刺さるのは、「過去の恋や選択を、まだどこかで引きずっている自覚がある人」。前向きになれと言われても動けないとき、無理に切り替えさせるのではなく、そのままの揺れを抱えたまま少しだけ前に進ませてくれる本です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
2021年12月、北村匠海主演で映画化決定! ! 9万部突破の話題作、早くも文庫化。 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」 その16文字から始まった、沼のような5年間。 明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江の島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。 世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。 それでも、振り返れば全てが、美しい。 人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




