
ザリガニの鳴くところ
ディーリア・オーエンズ、友廣 純
累計読者数10
平均ハイライト数 6.3件/人
推定読了時間 約10時間13分
star総合評価 52/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
ときどき、人の気持ちだけがどうしてこんなに読めないんだろうと思うことがあります。距離を取れば楽なのに、つい期待してしまったり、信じていたのに裏切られたり。自分の反応にさえ戸惑うこともあります。そんなときにこの物語を読むと、感情のぐちゃぐちゃさも、生き物としての本能も、全部ひとつの連続に見えてくるんですよね。 『ザリガニの鳴くところ』は、孤独の中で育ったカイアが、言葉や愛情に触れながら世界を理解していく話ですが、救われるのは“正しさ”よりも“揺れ”を丁寧に描いているところです。たとえば、誰かに触れられて微笑んでしまう瞬間の温度や、新聞の写真ひとつで崩れ落ちるあの感じ。あるいは、自然界の残酷さと美しさが並列に語られる場面で、「自分の中にも同じものがあるのかも」と素直に思えてしまうところ。こういう描写が、読者の抜粋にも濃く表れています。 読み進めるうちに、感情を単純に善悪で切り分けること自体が無理なんだと落ち着いて理解できます。人に近づきすぎて傷つくのも、孤独を選んでしまうのも、そのどれもが“間違い”じゃないと受け止められる。自分のペースで距離を測りたい人には、とくに静かに刺さる本だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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出版社による紹介
ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女のもとを去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく...みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、思いもよらぬ結末へと物語が動き出す。全米500万部突破、感動と驚愕のベストセラー。
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