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ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV)

ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV)

ディーリア オーエンズ and 友廣 純

累計読者数6
平均ハイライト数 4.7件/人
推定読了時間 約10時間13分
star総合評価 52/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 63%

この本について

人と距離をどう取ればいいのか、いつも少し迷います。近づけば近づくほど、自分の一部が削れていくような感覚があって、でも離れすぎると今度は孤独がうるさい。結局どこに立てば楽なのか、よくわからなくなるんですよね。 『ザリガニの鳴くところ』は、その迷いを正面から言語化してくれる物語でした。たぶん愛は手をつけずにそっとしておくのがいい、という一文に救われる人は多いと思います。誰かのために笑うことが、自分の一部を手放すことになる瞬間。それを「そういうものだよ」と安くまとめず、自然の奥の静けさと同じスピードで描いてくれる。人と向き合うって、本当はこんな不器用さを伴うんだよなと落ち着かされます。 また、湿地の奥へ進む描写が象徴しているように、自分だけの隠れ場所を持っていいんだと背中を押されます。逃げるでも戦うでもなく、いったん距離を置ける場所。そこにこそ、本当の自分が残っているかもしれない。人間関係で疲れたとき、この目線はけっこう効きます。 こんな人に刺さります。誰かと関わりたい気持ちも、自分を守りたい気持ちも、どちらも大切にしたいと思っている人。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女のもとを去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく...みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、思いもよらぬ結末へと物語が動き出す。全米500万部突破、感動と驚愕のベストセラー。
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