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ナボコフの文学講義 上 (河出文庫)

ナボコフの文学講義 上 (河出文庫)

ウラジーミル・ナボコフ and 野島秀勝

累計読者数7
平均ハイライト数 2.4件/人
推定読了時間 約8時間20分
star総合評価 43/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%

この本について

本を読んでいて、「なんとなく分かった気がするけど、結局どこまで踏み込めているんだろう…」と不安になることがあります。自分の感想が浅い気がしたり、物語に入り込みすぎて逆に全体が見えなくなったり。読書って好きなはずなのに、読み方そのものに迷いが出る瞬間ってありますよね。 ナボコフのこの講義は、その迷いを丁寧にひらいてくれる本でした。読み手が作品に溶け込むのではなく、目の前の世界を「細部から再発見する」という姿勢を教えてくれます。ひとは本を一度では読めず、再読することでようやく“見えてくるもの”がある、という視点は、自分の読書の癖を静かに整えてくれる感覚がありました。また、作家の“魔法”に引き寄せられすぎず、作品ごとに独自の世界を観察することを求められるので、読んだ後の記憶の残り方も変わってくると思います。 物語をただ追うのではなく、読んだ世界の輪郭をつかみたい人に向いています。読書が好きだからこそ、「もっとちゃんと読みたい」という欲が出てくるときがありますが、その欲に自然と火をつけてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世界文学を代表する巨匠にして、小説読みの達人ナボコフによるヨーロッパ文学講義録。なにより細部にこだわり、未踏の新しい世界として小説を読み解いてゆく。上巻は、フロベール『ボヴァリー夫人』ほか、オースティン、ディケンズ作品の三講義に加え、名評論「良き読者と良き作家」を所収。
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